ダミアンライス来日公演、東京は渋谷クラブクアトロ2days。 しかも土日! という事でチケットはソールドアウトしていたようだ。
会場に入ると、開演前SEでニックドレイクやニーナシモンを流していた。 ダミアンライスが好きな人どストライクな全曲だ。
トレードマークのLowdenとMartinの2本がステージに置かれている。 そしてキーボードの下にギタレレサイズの小さいギターがスタンドに立てられず転がっている。
18:00。
開演時間にオープニングアクトとしてAdam Cohen(アダム・コーエン)が出てきた。 なんと、レナード・コーエンの息子さんだそうだ。奥さんと子供も客席に観に来ていた。
フルアコの弾き語りというスタイル。 しかもピックは使わず指弾き。 フルアコのピックアップセレクターはリアっぽかったが、トーンを絞ってるらしくモコモコした音。でも、彼の歌声に合う。 ちょっと真似してみようと思ったw
18:20、20分でアダムの出番は終了。
セットチェンジ。
10分ほどでダミアンライスの登場。
1曲目は「Delicate」。良い。
最初の2曲のみ一人で演奏し、3曲目からチェロとボーカル担当の女性が参加して、盛り上がり始める。
ダミアンが数曲ギターで歌って、ギターをスタンドに置きキーボードへ移動。
そこでトラブルが。
キーボードの弾き語りで数曲歌っている最中に、ドン!という音が。お客さんが貧血で倒れたらしく、ダミアンも演奏を止めて自分の水の入ったペットボトルをステージから渡して様子を見る。 数分経つとスタッフさんがやってきてお客さんの対応をし、ダミアンが再び歌い始める。
「I Remember」では、曲の最後にダミアンがマイクスタンドから離れてギターに取り付けてあるマイクに向かって歌い始める。ライブ感のある演出だ。
MCで今回の来日公演のプロモーターへの感謝を述べた後、 「The Blower's Daughter」のイントロで、客席から今日最大の拍手が巻き起こる。曲が終わった後も大きな拍手が。やっぱりみんなこの曲を聴きに来てるんだね。
本編最後はアダムを迎えて、マイクとアンプを使わずに3人でアコギ2本の生音+3人の生声でハーモニーを聴かせる。曲はアダムの父、レナードコーエンのカヴァーで「So Long,Marianne」。
盛り上がった雰囲気のところで、本編は終了。
一度楽屋に引っ込んでからアンコール。 アンコールもアンプとマイクは使わず、キーボードの下にあった小さなギター(コルドバのグイレレ)をダミアンが弾き、フランチェスカがお客さんを煽って歌わせて盛り上げて終了。
終演は19:45くらい。
ダミアンが出てきたのが18:30くらいだから、本編とアンコールで1時間15分くらいか。
今回のツアーはギター・キーボード・ボーカルのダミアンライス、チェロ・パーカッション・ボーカルのブラジル人美女のフランチェスカの2人でのステージ。ルーパーを使ったパフォーマンスを観れなかったのは残念だったが、その分しっかりと"歌"を堪能させてくれるライブだった。
プロモーターさん、日本まで呼んでくれてありがとうね。
念願のダミアンライス来日公演が観れたよ。
エドシーランがダミアンライスのライブを観てミュージシャンを志した理由がわかる気がする。
とてもあたたかかったライブだった。
お客さんを大事にして音楽でしっかりコミュニケーションしているのが伝わってきた。本当に良いライブだった。
次回が何年後かわからないけど、また観たいなと思った。