グレッチの後は箱物を好んで使っていたようだ。
まあグレッチに近いっちゃ近い音。
・Kent Copa 532
ケント コパ。Kentはグヤトーンの海外輸出用ブランド。
1965年当時120ドルで、低〜中価格帯モデルだったようだ。
ピックアップは3シングル、トレモロアームが付いている。
写真ではバンドメンバーのスターリング・モリソンが抱えているが、ルー・リードも共有して使っていた。
1st〜2nd期に使用。
参考:“Lou and Sterling” – 1965 Kent Copa (532) Electric Guitar
https://drowninginguitars.com/2015/06/07/lou-and-sterling-1965-kent-copa-532-electric-guitar/
・Fender Electric XⅡ
フェンダー・エレクトリックXII
・Gibson ES-335 12string
写真は「White Light/White Heat 45th Super Deluxe Edition」より。
ギブソン、フェンダーの12弦ギター。
1966年にバーズのライブでロジャー・マッギンが「Eight Miles High」で12弦ギターを使ってソロを弾いていたのを気に入っていたようだ。
「クワイン・テープス」のロバート・クワインのライナーノーツから。
●アンプ
・Fender Deluxe
フェンダー・デラックス。
スターリングモリソンの手前がデラックスアンプ。Deluxe Reverbは別製品。1960年製はtweed柄なので、おそらく1961-1963年製造分だと思われる。
2チャンネルあるうちのNORMALチャンネルにギターから接続されている。
ツマミ位置はボリューム、トーンともに3か、それより少し上げたくらい。
以下、引用。
・インタビュアー
当時の写真を見ると、アンプはフェンダー・デラックスですか。
・ルー・リード
今でも持ってるよ。偉大なアンプだ。だが、2〜3年前にスピーカーを痛めちまってな。もう作ってないって言われちまった。
http://rocqt.net/140619
ルー・リード、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどを語る (5/9)
元は1998年の「Guitar World」誌のインタビューなので、1995-1996年あたりに壊したと思われる。全く同じスピーカーを欲しがるあたり、音への異様なこだわりが感じられる。
ヴェルヴェッツ2ndのインナーにも写真が写っているので、おそらくヴェルヴェッツ1st-2ndはこのアンプ。
●エフェクター
・VOX Treble Booster
ヴォックス・トレブル・ブースター。
低音を削り、ミッドをブーストするエフェクター。
「I Heard Call My Name」のソロで使用。「White Light/White Heat 45周年スーパーデラックス・エディション」内のデヴィッド・フリッケによるライナーノーツに記述がある。
画像はみつからず。
・VOX V828 Tone Bender
ヴォックスのトーンベンダー。歪みの種類だとファズ。
「Up Tight」によるジョナサン・リッチマンのインタビューによると、1st・2ndではVOXのアンプとVOXのファズが使われたという。おそらく彼の言うファズがこのV828だ。製造年が1966-1967年というのもピタリと一致する。
[1990・1993 Velvet Underground再結成]
・Steinberger GL
ボディカラー赤の個体は1990年ヴェルヴェッツ1曲のみの一時的再結成で使用。
ボディカラーホワイトの個体はヴェルヴェッツ再結成公演1993年パリ「Beggining to See The Light」でスターリング・モリソンがルー所有のギターを借りて弾いている。
晩年期にはSteinberger Synapse ST-2FPA(韓国製)を使用。
https://www.steinberger.com/Steinberger-Artists.html
スタインバーガー使用アーティスト一覧にも掲載あり。
米国製GL、韓国製Synapseは生産完了モデルだが、現行品のSteinberger Spirit GT-PRO Deluxeは新品で5万円程度で入手可能。
筆者も2025年11月に購入し所有。
詳細はこちら:Steinberger Spirit GT-PRO DELUXE を購入しました【レビュー】
https://xxxruri.blogspot.com/2025/11/steinberger-spirit-gt-pro-deluxe.html
・Steve Klein Electric Guitar
スティーブ・クライン製のヘッドレスギター。
1993年のヴェルヴェッツ再結成公演で使用。
写真のようにボディカラーがサンバーストの2ハムバッカー仕様とボディカラーブラック仕様があり、音色やチューニングによって使い分けていた。
再結成公演で使われた楽曲は、ブラックボディ→Venus in Furs、White LIght/White Heat、Hey Mr.Rain、I'm Sticking With You、Rock 'N' Roll、Sweet Jane、I'm Waiting For The Man(僕は待ち人)、Heroin
サンバーストボディ→Beggining To See The Light、Some Kinda Love、I Heard Her Call My Nameで使用されているのがDVDで確認できる。
スティーブ・クライン製のギターは完全に人の手で作っているらしく、ヘッドレスギターは100万円以上します!w
Klein Japan sTele という日本製もありますが、税込30万弱wほしいけど高い!www
・Fender Custom Shop Danny Gatton Telecaster
フェンダーカスタムショップ製、ダニー・ガットン・テレキャスター。
シングルサイズのハムバッカーが2基付いている。
1993年のヴェルヴェッツ再結成公演ではSteve Kleinとテレキャスターで公演をこなしていたようだ。
再結成公演で使われた楽曲は、Femme Fatale(宿命の女)、I'll Be Your Mirror、Pale Blue Eyes、
新曲のCoyoteと4曲で使用されているのがDVDで確認できる。
・謎のストラトキャスタータイプ
VIDEO
1993年の「All Tomorrow's Parties」で使用。
全弦同じ音のオーストリッチチューニング用として使用していたようだ。
映像が粗すぎるので特定が難しい。
・Bolin Guitars - Bolin NS Guitar
1996年にロックンロールの殿堂入りした際に演奏されたヴェルヴェッツ最後の曲、「Last Night I Said Goodbye to My Friend」の際に使用。"NS"は上記スタインバーガーの創始者、デザインしたネッド・スタインバーガーの頭文字を使ったもの。