2022年1月30日日曜日

エド・シーラン使用機材解説その2(2nd album Xツアー時)

 エド・シーラン使用機材解説その1(デビュー前〜1st album +まで)の続きです。

英語をなるべく使わずに エド・シーランの使用機材を解説してみます!w


とりあえずこの動画を観てみましょう。


凄いですね。

ギター1本とマイク2本、ルーパーペダルで

10万人近い観客に1人でパフォーマンスをするのは衝撃を受けます。


基本的にこの動画に出てくる機材を解説していきます。



1.ギター

・Martin Ed Sheeran X Signature Edition 
 


マーティン エド・シーラン X シグネチャー・エディション 。
1stアルバム(+)のツアーでLX1Eの使用により、マーティンの小さなギターを弾くアーティスト=エド・シーランとイメージが定着、正式にマーティンと契約をしたことでオリジナルのギターを作ってもらっています。
Martin LX1Eをベースに、ヘッドにXマークのペイント、ペグを黒に変更、ポジションマークをXマークに変更、ボディ右上にXマークが付いています。

このモデルは一時期市販されていましたが、日本にあまり本数が入って来なかったようなので非常にレアです。



・Martin 00-28VS 

マーティン00-28VS。
マーティン 00-28VSを元に、エド・シーランのサウンドエンジニアによって改造されています。
元は純粋なアコギなのですが、ピエゾピックアップが増設され、ヘッドとボディ、指板のポジションマークにXマークが付けられました。
後に指板に爬虫類のようなステッカーが貼られています。

7万円程度のリトルマーチンとは違い、定価62万円の高価なギター。ハウリング防止のためサウンドホールカバーを着けて使うことが多いようです。

現在は生産完了品のようです。

・Paul Reed Smith HollowBody II Acquableux 

ポール・リード・スミス ホロウボディ2アクアブルー。
ポール・リード・スミスのホロウボディです。グラミー賞も受賞した、Thinking Out Loudを演奏するときだけ登場。


・Fender Eric Clapton Crash 1 Stratocaster 


フェンダー・エリック・クラプトン・クラッシュ1・ストラトキャスター。
エリック・クラプトンのシグネチャーモデル。
2015年にクラプトンに会い友人となり、本人にもらったようです。
大事に飾っていたようですが、2019年に自宅の1つで家事があり、一部焼けてしまったとのこと。
こちらもThinking Out Loudを演奏するときだけ登場。


・Gibson Les Paul Supreme (Duplicate)
ギブソン・レスポールのホロウボディモデル。
2015年ポーランド・ワルシャワのライブでエルヴィス・プレスリーのカヴァーCan't help falling in love〜Thinking Out Loudを演奏するときだけ登場。


・Fender Telecater フェンダー・テレキャスター
Thinking Out Loudを演奏するときだけ登場。


2.エフェクター

・BOSS TU-3 チューナー

これは1st時と変わらず。

2ndアルバムX(Multiply)からはチューニングや音色を替えるため曲によって頻繁にギター交換をします。

その際に踏んでミュートスイッチとしても使っているようです。

チューニングの精度的には他のチューナーのほうがいい気がしますが、単に踏みやすい&LEDの視認性が良いというだけでなく、BOSSエフェクター独自のバッファを好んで使用している可能性もあります。


・ルーパー 

Chewie Monsta Looper(チューイー・モンスタ・ルーパー)


エド・シーラン用に作られたカスタムルーパー。
1stアルバムの時から使っていたルーパー、BOSS RC-20XLを元に改良されたオリジナルのルーパーです。

4トラックのルーパーで、一番右のペダルがルーパー用マイクに、その左側3つがギターに繋がっています。
液晶には録音したトラックのボリュームが表示されるようになっています。


一番左のペダル(REC)を踏んで録音スタート、もう1回踏むと録音終了。録音が終わった後は、ONにしているトラックが再生される、BOSSルーパーで言うところのALL STARTも兼ねています。

その隣(STOP)がONにしているトラックが停止されます。BOSSルーパーで言うところのALL STOP。

その隣(UNDO)は一つ前に録音したトラックを消します。BOSSルーパーで言うところのアンドゥです。リドゥ機能があるのかはわかりません。

その隣(MODE)はモードを切り替える用です。BOSSルーパーRC-300のように一度録音したトラックの長さでプレイするモードか、BOSSルーパーRC-505のように一度録音したトラックの次のトラックに倍の長さを録音したらそっちの長さが優先されるモードを切り替えているようです。

本体中央にあるペダル(CLEAR)は録音された全てのトラックを消去します。BOSSルーパーで言うところのALL CLEARです。


超かっこいいルーパーですが、残念ながら市販されていません。

代用としては、BOSS RC-300(3トラック)、BOSS RC-505(5トラック)、BOSS RC-600(6トラック)を使うか、長渕剛の息子ReNも使用しているSONNIT LOOPER The Red Pedal(ソニット・ルーパー・ザ・レッド・ペダル)を使うかです。

SONNIT LOOPERはエド・シーランのカスタムルーパーが欲しい人用に作られたルーパーで、イギリスから輸入するしかなく本体9万+送料で合計10万くらいします。
また、エフェクター本体だけでは動きません。パソコンも使用する必要があるので家で弾く分にはいいですが、外でライブをする際は手持ちの荷物が多くなり大変だと思います。
こだわりがなければ上記のBOSS RC-300を使うのがオススメです。パソコンなしで3トラック使えますし。SONNIT LOOPERは機会があれば別の記事で解説します。

3.その他機材

・ギター弦


Elixir 80/20 Bronze with NANOWEB Strings, Light .012-.053

アコギはエリクサーの012-053を使用。


・カポ


ジムダンロップのカポを使用。

洗濯バサミ式のトリガーカポ。


・ピック

Dunlop Custom Ed Sheeran Multiply Plectrum Pick

ジムダンロップに作ってもらったようです。

ちなみに素材はTORTEXのようです。


いかがでしたでしょうか。

エド・シーランのルーパーを使ったライブバージョンの動画を友人(https://twitter.com/PENNY6966)が作成しているので、リンクを貼っておきます。

ぜひコピーの参考にしてください。

コードの押さえ方をゆっくり解説してくれているので勉強になると思います!




 

次回は3rdアルバム、÷(Divide)ツアー時の機材を紹介しようと思います。


当ブログのルーパー関係の記事です。

参考になれば。

・BOSS RC-50
BOSS Loop Station RC-50(ルーパー)を購入しました

・BOSS RC-202
BOSS RC-202とBOSS RC-30の違いまとめ(主にRC-202レビュー)
https://xxxruri.blogspot.com/2019/12/boss-rc-202boss-rc-30.html

・BOSS RC-300
BOSS Loop Station RC-300(ルーパー)を購入しました
https://xxxruri.blogspot.com/2018/10/boss-rc-300.html

BOSS RC-300BOSS FS-6BOSS FS-5Uを使ってエド・シーランのペダルに近づけてみた

BOSS GT-100/BOSS RC-300用のソフトケース、KC EFS-45を購入しました

・BOSS RC-30
BOSS Loop Station RC-30(ルーパー)を購入しました
https://xxxruri.blogspot.com/2017/06/boss-rc-30.html

BOSS RC-30のコントロール用にBOSS FS-6(デュアルフットスイッチ)を購入しました

BOSS RC-30のコントロール用にBOSS FS-5U(フットスイッチ)を購入しました

・エド・シーラン
エド・シーラン使用機材解説その1(デビュー前~1st album +まで)

・その他
Tash SultanaTom MischFkjMasego2019年下半期注目のルーパーを使うアーティストを紹介します!



ではまた!(^o^)/


2022年1月24日月曜日

自分用BOSS RC-50 Live Looping用設定(覚書)



間違えて消去しちゃった際の覚書。


BOSS RC-50マニュアル(リンク)

-購入時または工場出荷状態にした後にやること-

PATCH4(ROCK BALLAD、マルチモード)をコピーして、PATCH6にWRTIEし、PARASE1を消去

マニュアル70pを参照、CTL1をALL STOP/STARTに割り当てる。(外部ペダル用)

再度WRTIEする。


それをPHRASE7-10くらいまでにコピーすればOK。


ここまでやれば普通のLive Looping用ルーパーとして使用可能。

2022年1月15日土曜日

Anker Store実店舗でAnker Soundcore Liberty Air 2 Proを購入しました

Anker Store 天神地下街で試聴させてもらい気に入ったので、Anker Soundcore Liberty Air 2 Proを購入しました。

Anker DirectのモバイルバッテリーとiPhone LightningケーブルをAmazonで購入したことはあったのですが、 実店舗で商品を触って音を聴いたり外観を確認したり、やっぱりいいですね。イヤホンはモバイルバッテリーみたいにスペックさえわかれば良い、というわけではないので。

Apple AirPods第3世代とも比較してレビューしていきます。

外箱かっこいいです。豪華な感じ。

微弱な磁石で付いてるカバーを開けます

開けるとiPadに着けるスマートケースみたいな感じ。というか風呂フタ式?

本体とイヤホンが見えてきました。

ビニールを開けます。
ロゴがかっこいい!

本体とイヤホンをどけると充電用のケーブルと説明書が。
充電ケーブルはUSB-A(充電する方)-USB-C(イヤホン本体)です。

アップにするとすごい。
交換用イヤーチップが8種類もあります。イヤホン本体に着いているのを含めると9種類。さすがにこれだけあると1つくらいは自分に合うものがあるでしょう。
実はこれが購入の決め手で、自分の耳は大きいので合うイヤーチップがなくて困っていたのですが、一番大きいL+がぴったりでした。

充電ボックスとイヤホンを取り出しました。
どうやって開けるか一瞬迷ったのですが、スライドさせるんですね。

さて使おうと思って説明書を読んでみると、最初に使うときはフル充電してから!とのことなので充電してみます。
充電ケース一番左のライトが点滅しました。
工場出荷時、バッテリー残量ほとんどないんですね。
AirPods 第3世代は購入時にすぐ使えたので便利でした。

さて、使ってみた感想。



・Liberty Air 2 Pro vs. AirPods 第3世代との比較

0.初回ペアリング 
AirPods3の充電ケースを開けてペアリングしたらApple IDに紐付いている
他Apple製品にも勝手に接続してくれるのには負けますが、普通に問題ないです。
ただ、ノイズキャンセリングモードにするためのアプリをダウンロードして機器を認証させるまでに手間がかかります。

AirPods 第3世代の勝ち。


1.iPhoneとの接続安定性
買い物中、レジで会計してもらうときなどに便利な片耳を外すと再生中の音楽が止まるのは共通ですが、Liberty Air 2 ProのほうがAirPods3よりほんの1テンポ反応が遅いです。
AirPods 第3世代は一瞬で止まります。
Liberty Air 2 Proは1〜3秒かかることもあります。止まらないこともあります。

AirPods 第3世代の勝ちです。

さすがApple製品の相性は素晴らしいです。


2.バッテリー性能
Liberty Air 2 Pro イヤホン本体のみで7時間(ノイズキャンセリングありだと6時間)
AirPods 第3世代  イヤホン本体のみで6時間(空間オーディオ有効だと5時間)

Liberty Air 2 Proの勝ち。まぁ、ぶっ続けでイヤホン7時間も着けることなんかないと思いますがw


3.コスパ 
Liberty Air 2 Pro  12,980円(税込)
AirPods 第3世代 23,800円(税込)

Liberty Air 2 Proの勝ち。
半額くらいで買えます。
Liberty Air 2 Proのコスパの良さ、ハンパないです。


4.音 
そもそもカナル型と開放型を比較する時点でどうかとは思うのですが。
音なんて完全に好みだとは思いますが
Liberty Air 2 Pro 2万円代は有線ヘッドフォンEarPodsに匹敵する良さです。
AirPods 第3世代は iPhone購入時に付属しているLightning端子のEarPodsより少し低音が出るくらい。

Liberty Air 2 Proの勝ち。


5.装着感 
耳の穴の大きな私からすると、
Liberty Air 2 Pro  8つのイヤーチップが付いていて耳の穴の大きな私でも満足できました。ただ、長時間装着しているとさすがに耳が痛くなってきます。

AirPods 第3世代 耳にのせる程度なので、小走りでもイヤホンが落ちるレベルです。長時間着用しても全く気にならないです。

私的にはLiberty Air 2 Proが僅差で勝利ですが、耳の穴の大きさとカナル型がどうしても嫌いな人はAirPods 第3世代のほうが良い人も多いと思います。

よって、引き分け。


6.音量調整や再生ストップなどの操作性
Liberty Air 2 Pro アプリの設定をすると簡単に制御できます。
カスタマイズも簡単でかつ、シンプルで使いやすいデザインで、わかりやすいです。


いや、普通にiPhoneの本体ボリューム触ったほうが早いw

Liberty Air 2 Proの勝ち。


7.ノイズキャンセリング 
Liberty Air 2 Pro あり。メーカーが"ウルトラノイズキャンセリング"と謳っていることもあり、良いです。
カフェでPC作業中、他のお客さんの会話がほとんど気にならないレベルになります。

AirPods 第3世代 なし。ノイズキャンセリング欲しくなります。



●まとめ
接続性はAirPods 第3世代に劣りますが、
イヤホン本体の操作感、ノイズキャンセリングやコストパフォーマンスの面で良いです!



また、充電ケースがあるワイヤレスイヤホン全てに言えることですが、
ケースに入れたらイヤホン本体の電源オフできて、ケースから外して耳に着けると勝手にペアリングしてくれるのはやっぱり便利ですね!


もうちょっと使ってみたら詳しく書くかも。

(^o^)/ではまた!