2019年12月14日土曜日

BOSS RC-202とBOSS RC-30の違いまとめ

BOSS RC-202を購入しました。



ギター弾き語りする人の目線から
BOSS RC-202 vs. BOSS RC-30 というテーマで、
2年半(2019年12月現在)使っているRC-30と比べてみます。


◎共通点
・2トラック
・リズムが鳴らせる
・マイク入力のゲインはあるが、その他の入力端子にゲインがない
・INPUT、OUTPUTともにステレオ対応
・マイク入力はXLR端子でコンデンサーマイク使用可能
・USBでPCとデータのやり取りができる


★BOSS RC-202のここがいい!
・軽い!
RC-202 950g
RC-30 1,200g(1.2kg)
とにかく軽い!
持ち運ぶのは軽いほうがいいですからね!

・エフェクトが豊富、かけどりが出来る
RC-30はINPUTにエフェクトをかけることができず、録音した音にエフェクトをかけることしかできませんが、
RC-202は入力信号にエフェクトをかけた音を録音できます。

もちろん、録音した音にエフェクトをかけることもできます。
しかも、トラック毎にON/OFFできます。

・アンドゥ、リドゥが一瞬
RC-30はアンドゥ、リドゥをするのにペダル長押しが必要、かつ2-3秒かかるのでスピーディーなパフォーマンスをするのには不便でしたが、
RC-202はアンドゥ、リドゥが一瞬でできます。
しかもトラック1を録音しながらトラック2をアンドゥしたりできます。
RC-505の開発者インタビューから、ここは設計を1から見直したらしい。
ライブパフォーマンスにも十分使えます。

・インジケーターが見やすい
RC-202にはBOSS RC-1から採用された、円形のループ・インジケーターが採用されています。トラックがどこの位置にあるのか、視覚的に見やすいです。
緑色が再生、赤色が録音、オレンジ色がオーバーダブです。
RC-30はインジケーターがないので音で判断するしかありません。

・トラック再生中にもう1つのトラックを消すことができる
RC-202はトラック1を再生中に、すでに録音されているトラックを消去することができます。これ、地味に便利な機能です。
RC-30は2トラック分録音してしまうと、2トラックとも停止しないとトラックを消去することができません。(上位機種のRC-300は再生中に鳴らしていないトラックを消去できます。)
演奏を止めることなく、次々とループパフォーマンスをすることができます。

・再生中にトラック保存ができる
RC-202は再生中にメモリーとして録音したトラックを保存、呼び出しをすることができます。
再生中に別トラックに現在のトラックを別のメモリに保存して、今のトラックにオーバーダブしていって、さっき保存したメモリを再生すれば、音が途切れることなく曲展開が可能です。
RC-30は停止中じゃないとトラックの保存ができないので、曲をつなげて再生するには曲の切れ目で歌や楽器などで繋ぐ必要があります。
ちなみにエド・シーランはRC-20XLを使用していた時、1曲の中で2つのループを使い分けるとき、1つ目のループを録音→ギターや歌で繋いぎながらトラックを消去→2つ目のループを録音、とやっています。
"Give Me Love"や"You Need Me,I Don't Need You"のライブバージョンで観ることができます。

・リズムをBPM指定できる
RC-202はテンポをBPM表示することができます。
RC-30はBPM表示できないので、リズムを変えるのに「だいたいこんくらいかなー」ってアナログな感覚でペダルを2回踏むことになりますw

・フットスイッチに任意の機能を割り当てることができる
RC-202はFS-5U、FS-6、FS-7などのフットスイッチに自分の好きな機能をアサイン(割り当てる)ことができます。
RC-30でできそうにできなかった、2トラック同時停止→2トラック同時再生ができます。
これも地味に便利。
演奏時手が塞がるギタリストはフットスイッチ必須ですね。
RC-30はフットスイッチを接続しても決まった機能しか使うことができません。
トラック移動、エフェクト変更、エフェクトON/OFFのみです。

・MIDI端子がある
RC-202はMIDI端子があるので、他のMIDI対応機器に接続したり、
RC-202同士を接続することができます。
Roland FC-300など、MIDIフットコントローラーを接続したら、たくさんの機能をアサインできるので、非常に便利だと思います。

・ヘッドフォン端子がある
RC-202はヘッドフォン端子があります。
アンプなどを持っていなくてもそのまま使えます!
RC-30はヘッドフォン端子がないので、ヘッドフォンで聴くにはアンプなどに繋ぐ必要があります。

・トラック毎に長さを変えられる
RC-202は1トラックに録音した長さですべてが決まるのではなく、
もう1つのトラックに別の長さを録音すると、ループを伸ばすことができます。
これ、言葉で説明するのがものすごく難しいんですが、
トラック1…1秒の長さ
トラック2…4秒の長さ
を録音すると、トラック2の長さが優先され、トラック1はインジケーターが4回周回り、再生されます。
メーカーで謳っている通り、クラブ/エレクトロニカ系ミュージシャンやビートボクサーに最適な機能ですね。
RC-30は1つのトラックに録音した長さで2トラック目も同じ長さで再生されるので、どうしても単調になりがちです。



★BOSS RC-202のここがだめ!
・トラック毎のボリューム調整がしにくい
RC-30にあった、トラック毎のボリュームフェーダーがありません。
超地味だけど、便利な機能なのに。
RC-202ではTRACKボタンを押して、VALUEつまみを回す必要があります。
ボリュームを最大に上げたり、最小に戻したりするのに少し時間がかかります。
RC-300、RC-505にはあったのに、なんで省略しちゃったのかなーと。
使う頻度は少ないかもしれないですが。
慣れると足の親指でフェーダーいじれるようになりますw

・耐久性が心配
250g軽くなったのはいいものの、筐体がプラスチックなので持ち運ぶときに気を遣いそうです。長所は短所にもなるということですね。
ちなみに僕は毛布にくるんで持ち運んでますw

あと、机の上などで使用するときにケーブルが引っ張られてしまうと、重さがないRC-202本体ももれなく引っ張られますw
机や台から落としそうでこわいw

・電池駆動できない
RC-202はアダプター駆動のみになってしまいました。
エフェクトがこれだけ入っていたら、電池で駆動させるのは大変なんでしょうね。
RC-30は電池駆動できるので、ストリートパフォーマンスで使用するのには少し不便になりましたね。

・(ギタリストなど、手が塞がる人に限る)フットスイッチ必須。
ギター弾いて歌う派としてRC-202を使って感じたのは、
やっぱり弾きながらだと指でボタン押すのは無理!www
フットスイッチ必須だなと。



いかがでしたでしょうか。
今回はわりと真面目な内容だったな。www

BOSSルーパーは自分に合ったものを探して
RC-30、RC-20、RC-300と使って来て
今回RC-202を購入したので、
頑張って使いこなしていこうと思います。

(^o^)/ではまた〜



ルーパー関係の記事です。
参考になれば。

・BOSS RC-50
BOSS Loop Station RC-50(ルーパー)を購入しました。

・BOSS RC-202
BOSS RC-202とBOSS RC-30の違いまとめ(主にRC-202レビュー)
https://xxxruri.blogspot.com/2019/12/boss-rc-202boss-rc-30.html

・BOSS RC-300
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https://xxxruri.blogspot.com/2018/10/boss-rc-300.html

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https://xxxruri.blogspot.com/2017/06/boss-rc-30.html

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