2019年8月25日日曜日

Tash Sultana、Tom Misch、Fkj、Masego。2019年下半期注目のルーパーを使うアーティストを紹介します!

こんばんは。

休みの日はYouTubeばっかり観てる、るりです。


2019年も後半に差し掛かりました。
エド・シーランの影響か、ルーパーをライブやレコーディングで使うアーティストが増えて来ているように感じます。

時代の流れに遅れないように、紹介していきます。



ますは、Fkj絡みから。
French Kiwi Juiceの略語であるFkj、日本でもブレイクの兆しが。

サマソニ2019で来日したFkj。
自分はロラパルーザの配信で今年知ったのですが、
とにかく凄いです。

彼の使うルーパーはBOSSルーパーではなく、Ableton Live(エイブルトン ライブ)いわゆるDAWソフトですね。
何が画期的かと言うと、BOSS Loop Station RC-300と同様に、リアルタイムに音を重ねることができること。

Macbook ProとAbleton Liveを使うことで、Fkjはリアルタイムで楽器を演奏し、
ループさせ、
構成が複雑な楽曲をいとも簡単にリアルタイムで構成していきます。
ピアノ、ベース、ギター、ヴォーカル、サックス、ドラムマシーンを演奏できるマルチインストゥルメンタルアーティストです。
また、エド・シーランと並ぶ、ルーパーを使うアーティストの最高峰と言っていいかと思います。
2019年のサマソニでも来日していましたね。

YouTubeで1億回再生されている、
Msasego(マセーゴ)とのコラボ曲を聴いてみましょう。


Fkj & Masego - Tadow

FkjはAbleton Liveのコントロール、
ギター、ベース、、サックス、ヴォーカルで参加。
Masego(マセーゴ)はBOSS RC-505(ルーパー)を使ってリズム、ヴォーカル、後半は自分でドラムも叩いちゃう。笑

YouTubeで1億回再生されているのが納得。
しかも1回のセッションだけで出来た曲だそうです。
とにかく、かっこいい。
聴いてみてください。

世界一かっこいいMVの一つではないかと!www




Masego(マセーゴ)も素晴らしいアーティストです。
自身の曲をBOSS RC-505を2台、マイク2個、サックスで再構成しています。

Masego - Lady Lady (Velvet Remix) [Live]



次は、最近売出し中のトム・ミッシュ。

Fkj & Tom Misch - Losing My Way



この曲では冒頭のヴォーカル・パーカッション(いわゆるボイパ)とギター、ヴォーカルで参加。

FkjはAbleton Live を使いながら、リズム、ベース、ヴォーカル、サックスで参加。

めちゃくちゃかっこいいです。

聴いてみて。



最後に。
TASH SULTANA(タシュ・スルタナ)を紹介します。
彼女はまだ24才の若いオーストラリア出身の女性アーティストです。

TASH SULTANA - JUNGLE (LIVE BEDROOM RECORDING)

彼女の使うルーパーはBOSS RC-30。
たった2トラックのルーパーです。
色々ルーパーを使ってみたが、結局RC-30に落ち着いたとのこと。

ジミ・ヘンドリックスと比較されるブルージーなギター。
テレキャスターからアコギ、シンセサイザー、ドラムマシーン、マンドリン、トランペットまで使うマルチインストゥルメンタルアーティストです。
独特の歌声でファンを増やしています。

サマーソニック2019で初来日しました。
YouTube配信でも観れたので、最近知った方も多いのでは。

エド・シーランと違う点は
1.ドラムにあたる部分はドラムマシーンを使う
2.ギターにエフェクターをかけて歪ませる
3.ヴォーカルにエフェクトをかける
4.ギターとヴォーカル以外にも楽器を使う
点にあると思います。

天才だと思います。
これからの活躍が楽しみです。



(^o^)/ではでは


ルーパー関係の記事です。
参考になれば。

・BOSS RC-50
BOSS Loop Station RC-50(ルーパー)を購入しました。

・BOSS RC-202
BOSS RC-202とBOSS RC-30の違いまとめ(主にRC-202レビュー)
https://xxxruri.blogspot.com/2019/12/boss-rc-202boss-rc-30.html

・BOSS RC-300
BOSS Loop Station RC-300(ルーパー)を購入しました。
https://xxxruri.blogspot.com/2018/10/boss-rc-300.html

BOSS RC-300BOSS FS-6BOSS FS-5Uを使ってエド・シーランのペダルに近づけてみた

BOSS GT-100/BOSS RC-300用のソフトケース、KC EFS-45を購入しました。

・BOSS RC-30
BOSS Loop Station RC-30(ルーパー)を購入しました。
https://xxxruri.blogspot.com/2017/06/boss-rc-30.html

BOSS RC-30のコントロール用にBOSS FS-6(デュアルフットスイッチ)を購入しました。

BOSS RC-30のコントロール用にBOSS FS-5U(フットスイッチ)を購入しました。

・エド・シーラン
エド・シーラン使用機材解説その1(デビュー前~1st album +まで)

・その他
Tash SultanaTom MischFkjMasego2019年下半期注目のルーパーを使うアーティストを紹介します!

ニルヴァーナ、カート・コバーンに学ぶ作詞作曲術

自ら作詞作曲をしているバンドマンやシンガーソングライターは多いと思います。

他の人がどうやって作詞作曲をしているか、気になると思います。


今回、ニルヴァーナのカート・コバーンを例に、どうやって作詞作曲をしているか学んでいきましょう。

→なぜニルヴァーナのカート・コバーンなの?
そんなに詳しいの?


はい、本を1冊書けるくらいは多分、詳しいです。

ニルヴァーナは全曲聴いたし、ブートレグも漁ったし、伝記本2冊と関連書籍をほぼ全て読んだし、主要インタビューも雑誌でほぼ読んだし、
第一回に取り上げるに最適だと思ったからです。



さて、本題。

NIRVANA=カート・コバーンのイメージがほとんどだと思うが、
これは合っているようで合っていない。
元ソニック・ユースのサーストン・ムーアがインタビューで、
「みんなニルヴァーナ=カート・コバーンだと思ってるけど、彼らはバンドとして最高なんだ」
と発言していた。
つまり、ベースのクリス・ノヴォゼリック、ドラムのデイヴ・グロールがいてこそ、
ニルヴァーナは成り立つという意味だと思われる。


ニルヴァーナは一部を除いて、カート・コバーンが作詞作曲というクレジットになっている。
カート・コバーンはどのように作詞作曲をしていたのか。

ほとんどのソングライターと同じで、曲が先、詞は後だったようだ。

そしてそれをバンドでジャムって完成させていた。


また、大きな特徴として、ほぼ全てのギターフレーズが
パワーコードで出来ている。

パワーコードはルート音と5度だけを押さえる形になるため、
コード自体がメジャーコードかマイナーコードか決定付ける音が無い。
つまり、伴奏の上に乗るヴォーカルメロディはメジャーでもマイナーでも良い。

これがカート・コバーンの作曲術である。


終わり。


と行きたいところだが、例を上げて説明していこう。



Nirvana - Smells Like Teen Spirit
 
イントロとサビのコードは同じ。4つのみ。
それにブラッシングで表情を付けている。
彼の利き手、左手のピッキングは器用なのだ。

メロは単音2つのアルペジオにエレハモのSmall Clone(コーラス)をかけて揺らして
表情を付けている。
(誰でも知っていると思うので、押さえ方は省略する。)

これだけ。

たったこれだけだが、
こんな作曲をする人は1991年以前にはいなかった。

なんせ音楽理論無視のコード進行である。
(音楽理論もキリがないので省略するが、今回は"耳障りがいいコード進行"とする。)
そこにわかりやすい、ポップなメロディーが乗っている。

なんのことやらさっぱりだが?と思われるので
比較として、Smells Like Teen Spiritがヒットした時に、
この曲のパクリでは?と言われた曲を聴いてみよう。


Boston - More Than a Feeling
 
イントロのギターアルペジオは、
D-Dsus4-D-C-G
となっている。
非常にわかりやすい。
メジャーコード(長調)、明るい曲調だとわかる。


戻って、
Smells Like Teen Spiritはイントロのギターだけではメジャーコードかマイナーコードかの判別がつかないまま、メロに突入する。

ベースはどうか。
実はベースもルート音とコードチェンジの際の経過音しか弾いていない。

サビ以外のメロもルート音と5度の音を弾いてるだけ。

どこにもメジャーコードとマイナーコードを判別するものがない。


カート・コバーンの歌うメロディーだけが、
メジャーコードかマイナーコードか
明るい曲か暗い曲かを決めるのである。

ヴォーカルメロディーはメジャーとマイナーの間を行き来出来て、
自由度が高い。
そこにはセンスが問われる。

カート・コバーンのメロディーセンスは
子供の頃から聴いてきたKISSやエアロスミスなどのポップな音楽の影響を大きく受けている。
また、学校や仕事に馴染めなく、メルヴィンズのバズ・オズボーンとその近辺のパンクロックコミュニティだけに属していた。
(ここで言うパンクロックはグリーン・デイやSUM41のようなポップ・パンクではない。
どちらかと言うとハードコアだ。)
パンクロックの暗いメロディーにも大きく影響を受けている。

それらの要素が集まった結果、Smells Like Teen Spiritにつながったのだ。



それがわかったところで、カート・コバーンの作曲術を掘り下げてみよう。

この曲はボックスセットに音質が極端に悪いがデモがある。

Smells Like Teen Spirit (Rehearsal Demo)

 聴いてみるとわかるが、
1.歌い出しのメロディが違う
2.なんか歌詞モゴモゴ言ってて聴き取れない
3.構成が一部違う
4.ソロがない


解説していこう。

1.歌い出しのメロディが違う
あれ?と思った人が多いはず。あの有名な歌い出しのメロディはあとで変更されたのだ。
カート・コバーンがコードが先にあって、メロディーを変えて作っていくことがわかる。

2.なんか歌詞モゴモゴ言ってて聴き取れない
歌詞が決まっていない部分はハッキリ発音していないのでモゴモゴ言っているのだ。w
曲(メロディー)が先、歌詞が後なのがわかる。

3.構成が一部違う
Hey!前後の位置が違う。
このアレンジのアイデアはアルバムNevermindプロデューサーのブッチ・ヴィグ。
「同じものが続くと飽きるので、最後にあったものを真ん中に持ってくるようにアドバイスした」
とのこと。
確かにHey!のパートが1番と2番の中間にあるので、曲の構成がわかりやすくなっている。

4.ソロがない
あの印象的なソロのアイデアもプロデューサーのブッチ・ヴィグ。
カート・コバーンがソロのフレーズに迷っているときに
「ヴォーカルのメロディーを弾いてみたら?」
と助言したとのこと。
ヴォーカルメロディをなぞるとダサくなりがちだが、なぜかカッコよく聴こえるのはメロディが良いからだと思う。

3.4.は「クラシック・アルバムズ : ネヴァーマインド 」というDVDに解説があるので興味がある方は観てみると良い。
ある曲のギターソロだけをブッチ・ヴィグが再生してくれたり、レアなものがたくさんある。



こんなところか。

参考になっただろうか。

他のバンド、シンガーソングライターの作詞作曲術も機会があったらやります。

ネタはたくさんあるので。

(^o^)/ではでは





2019年8月24日土曜日

Cordoba Guilele CEを購入しました

Cordoba Guilele CE(コルドバ グイレレ)を購入しました。

ギタレレ(YAMAHA GL-1)を気に入ってたので、ライブ用にピックアップが付いていると便
利だなー!と思って。
今回は中古での購入です。



Cordobaのケースに入って来ました。
クッション性も良く、これだけで2000-3000円の価値ありかと。
(ギタレレ付属のソフトケースはただの布きれ、ですからね!w)


本体はこんな感じ。ギタレレと違うのは、ハイポジションにカッタウェイが入っていて弾きやすいところだと思います。


ヘッドはスロテッドヘッド、クラシックギターと同じ形状です。


ペグは金属製です。
樹脂製のギタレレより回しやすい気がします。
チューニングも安定します。


ハイポジションを弾きやすくするためのカッタウェイ。


ブリッジはクラシックギターの形状と同じですね。


アンプにつなぐためのアウトプットは斜めに付いてます。
エド・シーランがよく使ってるLittle Martinと同じ位置ですね。


Cordoba 2Band Piezoピックアップシステム(キクタニ公式サイトより)
コルドバ2バンドピエゾ(Amazon.co.jpより)
TREBLE,BASS,VOLUMEの3つのコントロールが付いています。
手元で調整できるのは便利ですね。


アンプにつなぐために必要なのは9V電池です。
+-がわかりやすい。

さて、肝心の音は。

 

購入した時点で前オーナーがオーガスチン 青(ハイテンション)を張っていたので
チューニングをEADGBEにして撮ってみました。

ギタレレと比べると少し良いかな!って感じです。

後半、アンプをオンにしています。


ギタレレをライブで使う際にはCordoba Guilele CEが良いな〜と感じました。

ではでは(^o^)/