2020年12月29日火曜日

グレッチ テネシーローズ(G6119T-62 VS Vintage Select Edition '62 Tennessee Rose)を購入しました。

いつかは欲しかったグレッチ。

やっと買いました。


普段ジャズを聴いていて、その影響でフルアコが欲しくなって

元楽器屋勤務の友人に相談したり、

店員さんに聴いたり、

何本も試奏したり、

色々調べていたら

Gibsonはものは良いが、高い。

普通に良い音を出そうとすると50万くらいはする。


うーん。

ここでひらめく。

グレッチはどうだろう。

ルックスもいいし。


何本か試奏して、やっぱりテネシーローズに行き着き、

オールド(ヴィンテージ)は管理が面倒らしいので

現行品2種類を弾き比べて

やっと決めました。


今回選んだのは、Gretsch Vintage Selectシリーズのテネシーローズ。

製造は日本の寺田楽器だそう。

 https://i1484.jp/2016/06/gretsch-guitar-2016-new-lineup!vintage-select-シリーズとは?/report-16365.html

ちなみに Gretsch Players Editionシリーズはここにまとめがあります。

https://www.gakkicenter.com/smp/freepage_detail.php?cid=13796&fid=23&pcflg=1

持ち帰ってみて、

か、かっこいい!
ルックスは申し分ない。

ハイロートロン・ピックアップのおかげで、気持ちの良いシングルコイルの音がします。
トーンを全開にすればテレキャスみたいなジャキジャキ感も出るし、
ピックアップをフロントにすればジャズで使える甘い音も出せます。

けど、少し弾いてみると、
なぜかチューニングが5分くらいですぐ狂う。
購入したお店に持っていくと、
工場出荷時は011-049の弦が張っているはずが、009-042くらいの細い弦が張られているとのこと。

しょうがないので弦を購入。
本来張られているはずの、ダダリオ011-049です。

さて、ビグスビーの着いているギターの弦交換は初めて。
面倒くさいらしいが。

まず5-6弦をはずします。
これはなぜかと言うと、フルアコのブリッジはボディに固定されてないんです。
全部の弦を一気に外しちゃうと、ブリッジが取れて再調整しなきゃいけないんです。

というわけで5-6弦だけ外して、弦の先っぽをひっかけて張っていきます。

ダダリオの弦は色分けされててわかりやすい。

しかし。

ここからが地獄だった。

テールピースが固定されてないから、
弦の先っぽが、ぴょい〜んと飛んでいくの。笑

何度やり直したことか。日が暮れた。笑

15:00に始めて、終わったのが15:45。

つ、疲れた。

二度とやりたくないw


幸い、弦を011-049に交換後はチューニングも安定して
気持ちよく弾けるようになりました。

スタジオに行って真空管アンプを通すと最高に気持ち良いです。
買ってよかったー!

付属のハードケースはゴツい。
持って10分歩くと死ねます。笑


慣れてきたら、
グレッチでも弾き語りしてみたいなー!

ではでは。

2020年12月1日火曜日

宝島染工で藍染体験をしてきました

友人に誘われ、藍染ワークショップに参加してきました。

注意書きに「汚れてもいい服装でお越しください」と あったので、てっきり

こんな状態になるんじゃないかと!思いwww
張り切って着替えを持って行きました。

西鉄久留米駅から電車で19分。大溝駅に到着。
そこからタクシーに乗ります。
徒歩23分はきついので、タクシーを呼びました。
片道6分です。

タクシーの運転手さんに「宝島染工(たからじませんこう)までお願いします!」と伝えたところ「線香屋さんなんてあったっけなー???」と言われたので
ナビに住所を入力してもらい出発。
あっという間に着きました。
建物の中に入ると、
染物工場!
おしゃれ!かわいい!

だけど換気のためか窓全開で寒い!www(ここに行ったのは11月21日です。)

汚れてもいい服装に着替えて、エプロンと長靴を借ります。
フェイスガードの用意が一人一つありました。
これもお借りできるようです。

席に着くと、ワークショップの開始です。
染め方担当のお兄さんが様々な種類の染め方の説明をしてくれます。

どれもかわいい!!!

例えばこれ。折りたたんで三角にし、持ち手のところ以外を全て染めるタイプ。
上のほうと下のほうで若干染まり方が違うのは、生地への染料が均一にならないムラのためだそうです。
でもそれがおしゃれ!に見えますよね!!!
折りたたんで木の棒を挟んでその部分が染まらないようにし、それ以外の部分が染まるパターン。
グラデーションを作るやり方。

一通り説明を聞いたら、生地を選びます。
Tシャツやエコバッグを持ち込むことができますが、今回は工場のほうでストールを用意していただきました。
そしてどのような染め方にするかイメージします。
お兄さんに相談します。

柄が自分の中でイメージできたら、染める場所へ行きます。




ここで改めて
こうやって折るとこういう柄になるんだよ、と
お兄さんに話を聞きます。

ここまで来たら、実際に生地を自分で折ります。
自信がない方も大丈夫!
柄のイメージを伝えるとお兄さんが折るのを手伝ってくれます。

「綺麗に折ると柄が綺麗になる、少しずらして折ると柄がずれる、でもそれも味!」と言われたので雑に折ってみました。
きれいな柄が欲しいなら買えばいいと思ったのでw

うーん、僕のはちょっと雑すぎるかもw
これに木の棒を挟んで藍に投入して行きます。

藍の釜?は独特の匂いがします。
お兄さんたちは毎日嗅いでいるので慣れて何も感じないようです。

釜に沈めて1分、引き上げて水に浸けて絞ります。
一回藍に入れたくらいだと薄いので、3〜5回同じ作業を繰り返します。

染める〜水で洗うを繰り返すこと5回。
染め終わりました。

開きます。

出来た!
星が出てかわいい!!!
ちょっと潰れてるけどwww


誘ってくれた友人の作品。

センスある!!!おしゃれ!!!売ってそう!!!

あとの作業はお兄さんがやってくれます。
藍はアルカリ性らしいので、酢酸の中に投入して中性にします。
その後脱水機で脱水をし、
濡れたままの生地を渡してくれて、ワークショップは終了。

非常に貴重な体験が出来て楽しかったです!



帰路へ。の前に寄り道。
徒歩10分弱の場所に染めたものを販売している場所があるらしく、立ち寄ってみることに。


中に入ると、お客さんは女性しかおらず、
「好きなブランドは無印良品、買うだけでは飽き足らずワークショップもやって来たよ!
でもやっぱりプロの染めたものが欲しいよね!」
ふうな感じの方がたくさん。
ちょうどセール中だったらしく、アウトレット品なども出されていました。

中の写真がないのでWebサイトの画像を貼っておきます。


中々いいお値段したのでそそくさと帰ったことは言うまでもありませんw



さて、家に帰りまして。

染め物を完成させるまでが遠足です!w

まず、色移りしないようにカラカラに干します。

そして中性洗剤(エマールなど)で洗います。
最初は色移りするので、単体で洗ったほうがいいようです。

また干します。

いいですね。自分で染めると愛着が湧きます。

これを乾かしてみても、まだ匂いが全然取れないので放置。

一週間くらい経った頃、匂いを嗅いでみると全く匂いがしない!

巻いてみました。

良いです!



さて、藍染をやってみたい方へ。


ワークショップの料金は、宝島染工さんで生地を用意してもらう場合

手ぬぐい3,000円(税込)

Tシャツ4,000円(税込)

ショール5,000円(税込)


生地持ち込みの場合、当日重さで別途見積もりとのこと。

私の場合は生地を用意してもらったので5,000円でした。


ワークショップは予約が必要になります。

https://takarajimasenkou.com/archives/category/お知らせ

こちらから予約してください。

予約は告知すぐ、一ヶ月前くらいですぐに埋まるのでお早めに!

https://takarajimasenkou.com

宝島染工さんのサイト。

かわいいサイトなので見てみてください!


最後に。

染め物とか一度やってみたかったので体験できて満足です!

さすがにこのレベルのワークショップになると東急ハンズでもロフトでもやってないですからw


誘ってくれた友人に感謝。


(^o^)/ではまた〜!

2020年11月28日土曜日

ブランキーリアルタイマーによる浅井健一使用機材解説(完全VERSION)


1995年に初めてブランキーを聴いて、
ライブビデオ「Are You Happy?」に衝撃を受け、
ベストアルバム「THE SIX」に収録の"悪いひとたち"でファンになり、
1998年フジロック、2000年BLACK LIST002、2000年LAST DANCE2日目と計3回ライブを観たリアルタイマーの自分が浅井健一の使用機材を解説します。
解散後のソロなどを含めると膨大な数になるので、BLANKEY JET CITY活動時期に限定します。

●ギター
・Gretch PX6119 Chet Atkins Tenessean



ベンジーの代名詞こと、グレッチ・チェット・アトキンス・テネシアン。
椎名林檎「丸の内サディスティック」の歌詞"グレッチで殴(ぶ)って"のグレッチは彼のこのギターのこと。

メジャーデビューが決まった際の契約金で購入。
Player2020年12月号によると、荻窪のギターズ・マーケットで30数万円で購入したとのこと。
1964-65製、正真正銘のヴィンテージ。

トレードマークのテネシアンとは別に、実はもう1本テネシアンを使っている。

3rdアルバム「C.B.Jim」録音の際と、いつかのTV収録時の合計2回ネックを折ってしまったらしく、(ギター・マガジン1998年9月号、Player2020年12月号より)
急遽別のオールドのテネシアンを取り寄せてレコーディングし、そのまま1993年のライブにも使用。
2本目のテネシアンは色が退色してオレンジ色というか茶色っぽくなっている。
ライブ映像で観ると違いが1本目と違いがわかる。


1本目のグレッチは
「幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする」リリース後の"スージーの青春"ツアー中リペアされ復帰。
クラブチッタ川崎でのライブDVD「Monkey Strip」で確認できる。
その後、解散までメインギターとして使用された。

余談だが筆者は現行品のテネシーローズを所有している。
詳細はここ


・Fender Stratcaster

1963年製のヴィンテージ。
1stアルバムレコーディング時、ロンドンに行った際に購入。
ベンジーの所有しているギターの中で一番高価なギターとのこと。
(Player2020年12月号より。)

グレッチと共に、レコーディングのメインギターとして使用される。

ライブでは、アルバム「ロメオの心臓」ツアーでグレッチと共にメインギターとして使用。
ライブDVD「BARRACUDA」の"彼女は死んだ"や、
シングル"小さな恋のメロディ"のMV、
アルバム「Harlem Jets」沖縄レコーディングの映像でも使用を確認できる。

ベンジーの手で様々なステッカーが貼られている。

・Gibson Les Paul Custom '54 Reissue
1972年製ギブソン・レスポール・カスタム。
事務所の社長に譲ってもらったもの。
アルバム「Love Flash Fever」のジャケット写真でベンジーが持っているギターと言えば
わかりやすいかな?

中期〜後期でメインギターの1つとして使用。
ピックアップはフロントP-480(通称アルニコV)、リアP-90
(ギター・マガジン1998年9月号より。)
ピックアップセレクターは常にミックスの位置のようだ。(写真2枚目)

ボディにロンドンのクラブのチラシが貼り付けてある。
フジTVの音楽番組「FACTORY」で"小さな恋のメロディ"、"ロメオ"、"パイナップルサンド"を弾く姿が、
ライブDVD「Are You Happy?」"不良少年のうた"で弾いている姿が確認できる。

・Greco SW-1200



グレコのフルアコ。
デビューのきっかけとなった、オーディション形式TV番組「イカ天」の際に使用。
テネシアン購入前、アマチュア時代のメインギター。
デビュー後も初期にはサブとして使われていた。

ライブアルバム「LIVE!!!」のブックレット、
ライブDVD「DOG FOOD」でその姿が確認できる。

「イカ天」の時点ではサウンドホールが見えるが、
デビュー後初期ライブではハウリング防止のためサウンドホールがテープで塞がれている。

後期ではライブで使われなくなったためか、サウンドホールのテープが剥がされている。

MV「青い花」「不良の森」で再度その姿が確認できる。

・Ovation
ライブ定番曲「ディズニーランドへ」で使われるオベーション。

ヴィンテージか当時の現行品か不明。
ライブビデオ「Are You Happy?」、「Last Dance」2日目で
弾いている姿を確認できる。

・Gibson J-200 Jr.


























ギブソンのアコギ。色はサンバースト。
髭状と言われる特徴あるブリッジ、花柄のピックガード。

L.R.Baggs製のピエゾピックアップの音に納得がいかなかったのか、
マグネティックピックアップが後付けされており(逆かもしれない)、
ギターの表面にシールドがテープで貼り付けてある。

ライブビデオ「Monkey Strip」の「風になるまで」で使用。

ブランキー在籍時のソロプロジェクト、SHERBET(シャーベット)のライブでも使われている。
サウンドホールにマグネティックピックアップが斜めに付けられている。
意図は不明。

・Gibson Les Paul Gold Top

「Last Dance」2日目、「ロメオ」演奏中グレッチ・テネシアンの調子が悪くなり、
曲中にギター交換で使用されたレスポール・ゴールドトップ。

正真正銘のラストライブ、フジロック2000でも「Saturday Night」演奏中グレッチ・テネシアンの弦が切れチューニングが大きく狂ったため曲中でギターを交換して使用された。

ラストツアーのドキュメンタリー映画「VANISHING POINT」の地方公演でグレッチの代役で弾いている姿が何度か確認できるので、おそらくラストツアーのテネシアンが調子悪くなった際のサブギターだったのだろう。

ヴィンテージか当時の現行品かは不明。
ピックアップはおそらくP-90が2発で、
ベンジーはシングルコイルが好みなのだと思われる。

"世界一かっこいい弦交換"だとか何とか。

・Fender Telecaster
アルバム「ロメオの心臓」の曲「スクラッチ」で使用。
(ギター・マガジン1998年9月号より。)
アルバム「Harlem Jets」収録の「SEA SIDE JET CITY」の録音時に使われた。

MV「Sweet Days」でベンジーが弾いてるギター。

アルバム「Harlem Jets」録音でロンドンを訪れたの際のライブで
グレッチがトラブルで音が出なくなり、
急遽用意されたテレキャスターで凌いでいる姿が確認できる。

グレッチからギターを交換してもあまり音が変わらないってことは
意外とテレキャスでも再現できそうだ。(ルックスは別として)

・Fender Japan JM66 Jazzmaster

ギター・マガジンのジャズマスター特集で紹介されている。

フジゲン製造機のフェンダージャパン製。1984年に購入。
ベンジーが28才の頃(1993-94年あたり?)にムーンに作ってもらったギターのフィルタートロンピックアップを外し、このギターに自身で交換したとのこと。その際にリアピックアップが鳴らない状態になってしまっているらしく、
「ルックスが良いから、音を鳴らさないテレビの収録とかPVで使ってたかな」
とのこと。

シングル「SEA SIDE JET CITY」MVで観ることができる。

・Greco Flying V

グレコ・フライングV

中村達也氏所有のもの。
1993年にイギーポップが来日した際、東芝EMIの近くで見かけ、サインをもらったようだ。2025年5月7日の中村達也Instagramより。



・Gretch G6120DC NASHVILLE

グレッチ・ナッシュビル・ダブルカッタウェイ。
「Harlem Jets」ロンドン・レコーディングで使用。
オールドか当時の現行品か不明。
ベンジーの好みからしておそらくオールドか。
1stアルバムにテネシアンと共にクレジットされていることから、1990年には所有していたと思われる。

ブランキー時代にはライブでの出番は確認できず。

・ARIA PRO Ⅱ PE-600




























ベンジーが初めて手に入れたエレキギター。

ベンジーが高校生のときに名古屋の楽器屋"名曲堂"で購入。
(Player2020年12月号より)

アリアプロⅡのレスポールシェイプのギターで
元はタバコブラウン・フィニッシュだったが
ベンジー自身の手でフロントピックアップを取り外し、色を塗り、
リアにセイモア・ダンカンのJBを載せてある。

デビューのきっかけになった「イカ天」第一週目、"CAT WAS DEAD"にて使用された。

・Epiphone TEXAN
















アコギ、エピフォン・テキサン。
ビートルズのポール・マッカートニーやカート・コバーンの使用で有名。
ピックガードの「E」マークが特徴。

TV収録のunpluggedで使用が確認できる。
1stアルバムにもEpiphone TEXANとクレジットされているので1stのアコギの音はおそらくこれ。
ピックアップが着けられていない純粋なアコギで、ライブ時のブランキー時代での使用は他にはない。
レコーディングで使われた可能性はある。

・Fender Jazzmaster
本人所有のギターではなく、プロデューサー土屋昌巳氏所有のもの。
1962年製のヴィンテージ。

「初期ブランキーのアルバムでベンジーがけっこう使ってましたよ」
と土屋昌巳氏がギター・マガジンのジャズマスター特集で語っているので、「Bang!」「C.B.Jim」あたりで使われたと思われる。

●アンプ
・Marshall JMP 1959 Super Lead
1970年代のマーシャルJMPシリーズのヘッド、4x10キャビネット。(ギター・マガジン1998年9月号より。)
グレッチ・テネシアンと並び、ベンジーの代名詞のメインアンプ。
椎名林檎の歌詞"マーシャルの匂い"はこれの匂いだと思われる。

1stアルバムのレコーディング時にロンドンへ行った際、
お店ではなく、とある個人の所有物から前述のストラトキャスターと共に購入。

ブランキー初期〜フジロック2000のラストライブまで常にステージにあった。

「壊れているのか、あまり歪まない」のだそう。

・MATCHLESS DC-30

マッチレス DC-30。
後期レコーディングではメインアンプ。
ライブではマーシャルのサブとして使用。

「ロメオの心臓」ツアーではステージに置いてあり、配線も繋がっているが実はスピーカーから音が出ていない。
1999年のツアーではライブでも使用。
レコーディングでは「ロメオの心臓」のほとんどの曲で使用された。(ギター・マガジン1998年9月号より。)
「Harlem Jets」の沖縄レコーディングでもストラトと共に使われている。

現行品なので今でも買えます。税込50万くらい。
電源を入れるとロゴが光るのが格好良い。

・VOX AC-30

写真でベンジーの右側に見える茶色のキャビネットのアンプ。
アルバム「SKUNK」期あたりで使用。
ライブDVD「Are You Happy?」でその姿が確認できる。
こっちもマーシャルのサブで、ライブでは音が出ていない。
のちに売却され、MATCHLESS DC-30が購入された。(ギター・マガジン1998年9月号より。)

現行品。
10万くらいで買えます。
リハーサルスタジオにもよく置いてあります。
ビートルズも使っていた名器。

・Fender AMP Bassman?
写真でベンジーの左側に見えるフェンダーの黄色いアンプ。
ライブビデオ「Monkey Strip」で見ることができる。
サイズからしておそらく30Wなので、Fender Bassmanだと思われる。
ベンジーがStray Catsのブライアン・セッツァーから影響を受けていることをインタビューで口にしているので、アンプも同じものを購入してみたのだと思われる。

フェンダー・ベースマンはその名の通り元々ベースアンプ。
だが、ギターを繋いだ際も良い音が出るアンプとして有名で、様々なアーティストがレコーディングで使用している。
現行品。
20万くらいで買えます。
 
MV「青い花」で照ちゃんのベースがつなげているアンプはフェンダー・ベースマンだが、
ベンジー所有のものを使ったのかは不明。

●エフェクター
○初期(デビュー〜「BANG!」あたり)




・Pro Co RAT2 ディストーション
ベンジーの歪みといえばRAT。
これも椎名林檎の歌詞に出てくる。
ソロの際のブースターとして使用。

若干ファズっぽい独特の音色。

現行品は中国製だが、ベンジーのはUSA製。
音にさして違いはないです。

ちなみに筆者が一番最初に買ったエフェクターもRATでした。

・BOSS DM-2 アナログディレイ
アナログディレイ。
"Soon Crazy"イントロのカッティング時やギターソロ時など、ちょこちょこ踏んでいる。
友人から譲り受けたそうで土屋昌巳氏曰く「家宝」とのこと。

後述のMAXON AD-900か、このペダルは常に足元にあって頻繁に使われていた。

DM-2自体は廃番品でプレミアが付いている。
BOSSが技クラフトシリーズで再販している。

つまみは左から0,4.7あたり。
これを踏むとベンジーサウンドになります。

・BOSS FV-50H ボリュームペダル


マーシャルアンプの歪みをコントロールするのに使用していたようだ。
現行品。



・BOSS SD-1 オーバードライブ


RAT2と共に、ソロなどでボリュームを稼ぎたいときに踏んでいたようだ。
ライブDVD「バラクーダ」の"Punky Bad hip"でも使用しているようだ。

発売後40年経つにも関わらず、一度も生産中止にならずに売れている。
現行品。
真空管アンプのブースターとして使うと気持ち良い歪みが得られる。



・BOSS PV-1 Rocker Volume ボリュームペダル















"従来のペダルのように機械的なボリュームを使用せず、ホール素子を採用した電子的ボリュームです。「ガリ」の発生をなくし故障もなく、長期使用に耐える構造を持っています。"
ローランド公式サイトマニュアルより。

ボリュームペダルに使われる通常のボリュームポットを使わず、さらに電池またはアダプター駆動なのでガリが出ない、さらに最大20dBのブーストが可能だそう。

現在は廃番。

全然売れなかったのか後継商品も出ていない模様。

・Guyatone AC-102N パワーサプライ















グヤトーンのパワーサプライ。
9V電源が8口、200mAなので、BOSSアナログエフェクターに電源供給用に繋いでいたのだろう。

現在は廃番。
後継品はGuyatone AC-106だが、これも現在は廃番。
グヤトーン自体、2013年に倒産している。


○後期
ギター→
VOX V847 ワウ→
BOSS CS3 コンプレッサー→
MAXON AD900 アナログディレイ→
Pro Co RAT2 ディストーション→
KORG XVP-10 ボリュームペダル→
Roland SDE-3000A デジタルディレイ→
Whirlwind Selector A/B BOX A/Bセレクター→
(アンプ)マーシャルorマッチレス
のようです。(ロメオの心臓ツアー時、ギター・マガジン1998年9月号より。)


・BOSS CS-3 コンプレッション・サスティナー

RATなど歪みペダルを踏んだ際、ほんの少しボリュームとゲインを下げたい時に踏む。
グレッチはボリュームつまみが演奏しながらだと操作しにくく、ベンジーは歌も歌うためギターのつまみを調整する代わりに踏んでいるようだ。
実際にRATで歪ませてCS-3をONにするといい感じに後期ブランキーの音になる。

現行品。
中古でも大量に出回っているので格安で購入できる。

・Maxon AD-900

アナログディレイ他のペダルと比べ、イントロなどでライブ中わりと踏んでいる。
BOSS DM-2か、これを使っていたようだ。

高級アナログディレイ。

現在は廃番で、現行品はAD-999。2000年くらいに買おうとしたら25000円くらいして諦めた覚えがあるw

・VOX V847 WAH PEDALワウペダル 
たまに「Dynamite Pussy Cats」ライブ時のイントロなどで使用。それほど使用頻度は高くないがなぜかいつも足元にある。ベンジーの使用しているものは電池駆動のみのタイプ。(V847)現在は廃番品。

現行品はV847Aで、本体左側のアウトプットジャックの横にアダプター駆動用のジャックがある。

いかにも昔のワウペダルって感じのサウンド。
とにかく重いw
これを模したドアストッパーがありますw
踏んでカッティングすると超気持ちいいです。

・KORG XVP-10 ボリュームペダル
エフェクターではなく、アンプで歪ませるベンジーにとって、
サウンドの要は実はこのボリュームペダル。

エフェクターボードの一番後につないで、全体の音量をコントロールしている。
なのでライブ中はわりと踏み具合を調整している場合が多い。

廃番品。現行品はXVP-20。色が黒になっている。
XVP-10はデカかったが、XVP-20は少し小さくなっている。

・Roland SDE-3000A デジタルディレイ
ラックエフェクター。
アルバム「ロメオの心臓」ツアーオープニングの「ドブネズミ」で使われた。

現在は廃番品のようです。

・BOSS TU-12 チューナー
針式のチューナー。
ブランキー活動時期はフットチューナーが今ほど普及していなかったので針式を使っている人が多かった。

廃番品。

・Whirlwind Selector A/B BOX A/Bセレクター
ギターからの信号をマーシャル/マッチレスに分割するために使用。

現行品。


○LAST DANCE〜FUJI ROCK FESTIVAL 2000


右から接続順に、
ギター→
BOSS CS-3 コンプレッション・サスティナーCS-3
→Pro Co RAT2 ディストーション
→Human Gear VIVACE オーバードライブ
→Maxon AD-900 アナログディレイ
→アンプ(マーシャル/マッチレス)
のようです。

・Human Gear VIVACE オーバードライブ
ヒューマンギア ヴィヴァーチェと読む。
真空管アンプの歪みをプッシュするオーバードライブ。ベンジーにしては珍しく、高価なエフェクター。(市場価格4-5万円くらい)
アルバム「Harlem Jets」レコーディング時(1999年)に使用されたかは不明。
2000年になってからのライブ時に足元にあるのが確認できる。
ラストツアー「Love is a die, Die is a change」〜「LAST DANCE」〜「FUJI ROCK FESTIVAL2000」で使用。

一度廃番になったが、人気があったことから現在でも受注限定で生産されているようだ。



●ギター弦
アーニーボール 011-048

「ロメオの心臓」ツアー時は、グレッチやストラト、レスポールカスタムなど全ギターこの弦を張っていたらしい。(ギター・マガジン1998年9月号より。)
一般的なギターよりテンションが強くなるので普段09-42や10-46で弾き慣れている人は慣れが必要かも。

ダダリオの同じくらいのゲージを張っていた時期もあったようだ。


●マイク
・SHURE ( シュアー )  SM58



"ゴッパー"の相性で親しまれる、ドが付くくらい定番のマイク。
たいていのリハーサルスタジオにありますね。

ライブビデオ/DVD「DOG FOOD」「Monkey Strip」「BARRACUDA」はこれを使用。
基本は58なんでしょうね。

・SHURE ( シュアー ) / BETA58A

ライブビデオ/DVD「Are You Happy?」
で使用。
グリルボール(先端の玉の部分)の縁に水色のリングがあるのが特徴。
他にもTV出演のライブ収録時に使用してたりします。

・SHURE(シュアー) SM86




Rising Sun Rock Festival'99から登場するマイク。
Last Danceまで使用。
SHURE58・SHURE58Aと違いグリルボールの先端が真っ直ぐなところから、SM86だと思われます。
ブランキーはデビューアルバムからロンドンレコーディングをするくらいなので、
日本でほとんど使われていなかったマイクを他アーティストに先んじて使っていたのかもしれません。


正真正銘のLast StageであるFuji Rock Festival 2000ではShure SM58に戻されています。



●まとめ
ベンジーギターサウンドの要は、
1.ギター 出力の大きいシングルコイル(P-90など)
2.弦 011-048かそれ以上太いフルアコ用を張る。
3.アンプはマーシャル。
4.歪みはアンプで作る。ソロ時エフェクターON。
5.ピッキングは強めに(わりと重要)
という感じでしょうか。

お金があるならグレッチ・テネシアン(オールド/ヴィンテージ)かシグネチャーモデル。
取り回しの良さならグレッチ・テネシーローズ現行品。 30万くらい
予算が10万程度ならグレッチ・エレクトロマチックやアイバニーズなどのフルアコ。
予算が7-8万ならP-90の載ったレスポールタイプやエピフォン・カジノ、テレキャスターのトーンを絞る。
かな?


逆にエフェクターはBOSS CS-3→RAT2→BOSS DM-2wの3つ必須。
上記3つさえあればあとは組み合わせだけ。



ドキドキするようなイカれた人生を!

(^o^)/ではまた!



【参考資料】(すべて筆者所有)
ギター・マガジン1998年9月号 リットーミュージック

Player 2012年12月号 プレイヤー・コーポレーション


ギター・マガジン 2013年2月号 リットーミュージック
ワイルド・ウィンター 双葉文庫






















ギター・マガジン 2019年3月号 リットーミュージック

Blankey Jet City DVD 「Are You Happy?」
スペースシャワーTV 「BLANKEY JET CITY SPECIAL -Harlem Jets-」

「VANISHING POINT」 DVD




















「Monkey Strip」 DVD





















【追記】2020年11月6日〜19日に御茶ノ水楽器センターでベンジーの楽器を展示する
special exhibitionが開催されていたようです。
何人かYouTubeに上げていたのでリンク貼っておきます。