2025年3月25日火曜日

Blankey Jet Cityの小話 -ロメオ編-

ブランキーを聴いていたら色々思うことがあり、1つの記事にまとめて色々書こうと思ったら1曲だけで結構な文量になったので、

ひとまずロメオ編だけどうぞ。


 -ロメオ編-

1.歌詞

音源での元の歌詞は、

気の「触れた」振りをすればいいし

だったが、レコード会社に修正をくらい、

気の「ぐれた」振りをすればいいし

に変更した。

ちなみにライブでは元の歌詞を歌っている。

浅井健一のスーホーレディオ 2024年9月28日の放送分で語っています。



2.録音

日本でデモテープを作った後ロンドンに行き土屋昌巳と本番のレコーディングをしたが日本に戻って聴き返してみたらベンジーと照ちゃんがデモのほうが好きと意見が一致、正式な音源はデモテープのほうが採用された。

インタビュー集ワイルド・ウインター文庫版410-415ページに記載がある。

お蔵入りした土屋昌巳とレコーディングした音源は2009年発売のアルバム「RARE TRACKS」にロメオ-London Session on 17 May 1997- として日の目を見た。

2本目のギターパートが違ったり、歌詞も少し変更されている。

ロンドンのセッションでのロメオはお蔵入りになったが、Don't Kiss My Tailはシングル"左ききのBaby"3曲目に収録された。




3.ライブ時のコード進行

音源のコード進行はB→D→Gだが

ライブ時はB→D→Aに変更している。

おそらくこちらのほうが簡単で歌いやすいからだろう。


4.使用機材

ギターソロが終わった後にトレモロが登場。

「昌巳さんがいつも使ってるトレモロと同じなんだけど、名前は忘れたわ」

...忘れたんかいっ!www


ギター・マガジン1998年9月号より


土屋昌巳さんが使っているトレモロの情報知っている方がいたら教えてください。





それではまた(^o^)/


2024年11月9日土曜日

浅井健一OVER HEAD POP TOUR福岡公演を観た

ベンジーのライブに行くのはもう何回目だろう。

初めて観たのがブランキー1998年フジだったので

もう26年も前になるのかぁ。

福岡公演はわりと早くSOLD OUTになったようだ。

キャパ小さいDrum Be-1だからしょうがないかもね。


ライブはここ20年の中でも出来がよかったほうだと思う。

まずドラムの小林瞳さんのドラムとコーラスが素晴らしい。

シンプルだけどしっかりリズムを刻むタイプの僕が好きなドラマーだ。

ベースも他2人しっかり支えて、お客さんを煽るところはステージ前に出たりアクションが多く、ちゃんとバンドになっている印象だった。


選曲は最新アルバム「OVER HEAD POP」中心に、

ソロ"危険すぎる"、KILLS"Vinegar"、JUDE"シルベット"などを挟み

そしてブランキー時代の楽曲が今回は多め。

"SWEET DAYS"、"パイナップルサンド"、"ガソリンの揺れかた"、"SALINGER"、"SATURDAY NIGHT"となんと計6曲。


"ガソリンの揺れかた"、"SALINGER"が続けて演奏された時は盛り上がっていたなぁ。


それと今までと違うのはブランキーの曲を演奏するとき

ブランキー時代のライブとギターパートを変えてるところがちょこちょこあった。


ベンジーが曲中に「あれ?」みたいになるのが数回あったがご愛嬌。


楽しいライブでした。


アンコールが終わってメンバーがはけてから、

ベンジーのグレッチテネシアンを

ステージの真ん中に置いて

撮影タイムにしていたのは

スタッフの粋な計らいだと思った。


私も一枚。

変な角度からだけど。w



2024年8月24日土曜日

U-NEXT限定配信"「AJICO「アジコの元型」at 日比谷野外大音楽堂」"を観た

せっかくのU-NEXT無料トライアル期間中なので。


序盤は最新EPを中心にセットリストが進んでいく。


ベンジーはいつものグレッチ・テネシアン、Gibsonアコギ、12弦アコギ、表面が銀色で本体が青のグレッチと持ち替えながらギターにバッキング・ヴォーカルにメイン・ヴォーカル、MCと大忙し。


中盤からはUAソロやベンジーの過去の曲からカヴァー。


ベンジーソロから1曲。

そしてブランキーからなんと3曲。


ペピン

SWEET DAYS


そして、


ガソリンの揺れかた!


UAとハモるガソリンの揺れかたはカッコよかった!


MCからもバンドの調子が良いことが伝わってくる。

TOKIEさん結婚おめでとう、UAを雨女にしたがるベンジーとそれに抵抗するUA、今日のお客さんは最高だねと椎野さん。


映像作品としてリリースしたら良いのにねえ!ってくらいの良いライブ映像でした。



(^o^)/ではまた


2024年8月20日火曜日

花田裕之(ルースターズ)使用機材解説

 今年になってサブスクも解禁された、ルースターズ花田裕之の使用機材を解説します。



2004年フジロックのラストライブでは

●ギター

・Gibson ES-335



Fade Away、Let’s Rock、We Wanna Get Everything、Sitting On The Fence、Hey Girl、気をつけろ、Leather Boots、ニュールンベルグでささやいて、C.M.C.、ロージー、Do The Boogie、恋をしようよ、Honest I Doで使用

・Gibson Les Paul Jr.

ギブソン レスポール・ジュニア

Little Red Roosterで使用(ラストライブイヴの新宿ロフト公演でも使用)


・Gretsch White Falcon

グレッチ ホワイトファルコン


Case Of Insanity で使用(ラストライブイヴの新宿ロフト公演では使用せず)

●アンプ

・Marshall JCM

●エフェクター

接続順はギター→BOSS CE-1→ケンタウルス→アンプ。

・BOSS CE-1 コーラスアンサンブル

アナログならではの太いコーラス音が特徴。

すでに廃番で手に入らないので

近年発売された、BOSS技クラフトシリーズのBOSS CE-2Wでも代用可能。

・BOSS CE-2W コーラス

・KLON Centaur

ケンタウルス オーバードライブ

説明不要の超有名オーバードライブ。

ケンタウルスコピーは数多く出回っているが、

筆者おすすめはStudio Daydreamさんの商品。

ルックスもケンタウルスっぽい色でかっこいい。


(^o^)/ではまた

2024年8月14日水曜日

Sublimeブラッド・ノウェル使用機材解説

需要があまりないのはわかっていますが、Sublimeヴォーカル・ギタリストのブラッドリー・ノウェルの使用機材を解説します。




●ギター

・Dan MacDonald Custom Electric Guitar

ダン・マクドナルド・カスタム・エレクトリック・ギター


メインギター。ブラッドリー・ノウェル(以下ブラッド)がオーバードーズで亡くなるまでメインで使用していたギター。

VOXのHurricaneとG&L 100のネックとボディを繋げて、フロイドローズが装着されています。

ブラッドの死後は息子のジェイコブが再結成サブライムのステージで使用。

●アンプ

・Marshall JCM-800 4010


マーシャルの50Wコンボアンプ。

つまみも少なくシンプル。


・Roland JC-120

練習スタジオによく置いてあるトランジスタアンプ。

クリーンチャンネルとして使用。


・2x12 Mesa/Boogie Triple Rectifier Head / 4x12 Cabinet

歪みチャンネルはメサブギーを使用。

●エフェクター
・BOSS OS-2 オーバードライブ/ディストーション
BOSS定番の歪みエフェクター。
音を聴くかぎり、ブラッドはディストーションモードで使用。

・BOSS DD-3 デジタルディレイ

BOSS定番のデジタルディレイ。
DD-3が廃番になってDD-3Tと型番が変わったが製造国も台湾製で同じ(他のBOSS現行品はマレーシア製が多い)なので現行品で良いだろう。
中古でDD-3を手に入れても良い。

・Whirlwind Selector A/B Box

アンプをクリーンと歪みチャンネルを切り替えるのに使用していたようだ。


●まとめ
カート・コバーン並みにシンプルなセッティングで驚いた。
パンク、スカ、レゲエ、ヒップホップを横断したサウンドはエフェクターで出しているのではなくギターカッティングと歌とリズムだけで出来ているのだ。

日本でも再結成Sublimeのライブが観れるといいな!


(^o^)/またね!