人間椅子、和嶋慎治の機材を解説していきます。
●ギター
・Gibson Standard SG
メインギターのギブソンSG。1993年製 で、レギュラーチューニングの際に使用。
ミックスでのクリーントーンを出しやすくするため、本人の手によって2ボリューム2トーンから1ボリューム1トーンに改造されている。元々リアピックアップボリュームがあったところにはキルスイッチが、元々リアピックアップトーンがあったところには勾玉の飾りが付けられている。トーンのコンデンサーをビタミンQに交換。
・2012年製 Gibson Standard SG
ダウンチューニング用
1音半下げチューニングのメイン・ギター。ピックアップを弦に近づけ、ダウン・チューニングによる出力不足を補正するためにエスカッション・マウントに改造。
・Gibson/SG(’96年製)
レギュラー・チューニングのサブ機。2Volumeと2Toneの仕様変更は無し。
・Sago New Material Guitars Custom Model -冥王~Pluto-
Sagoで作製されたカスタムモデル。https://sago-nmg.com/artists/wajima/
上記のインタビューによると、LÄ-PPISCHの杉本恭一氏に紹介してもらったようだ。
・エフェクターBoard to Death : 和嶋慎治(人間椅子)より
・BOSS PSM-5 パワーサプライ/マスタースイッチ
アンプ直とエフェクター使用時を使い分けるために使用。
同じようなペダルを色々試してみたが、BOSS PSM-5を超えるものはなかったようだ。
生産完了品だが、数多く出回ったため、中古で格安で入手可能。
・Fox Tone machine clone アッパーオクターブファズ自作
アッパーオクターブファズは構造上、単音でしか作用しないらしい。
「宇宙からの色」ライブ時イントロ、「黒百合日記」後半部分で使用。
・EarthQuaker Devices Speaker Cranker オーバードライブ
アースクエイカーデバイセスのオーバードライブ。
ソロ用ブースターとして使用
https://www.earthquakerdevices.jp/speaker-cranker
・TubeScreamer clone 自作 オーバードライブ モデル名 ミロク
ワウ半止めサウンドを出すために使用
「無情のスキャット」ソロはこのソロペダル。
・BOSS VB-2w ヴィブラート
技モードで使用
エグくかかるので気に入っているそう。
現行品。
・JEN クライベイビー ワウ
LED追加、スイッチ交換。JEN特有のコモリ感が好きなので、回路はそのまま。
踏む際にLEDが見えなくなるのでバックミラーを付けている(!)
・Uni-Vive clone ユニヴァイヴ 自作
本物の Uni-Viveは大きすぎるので、ボードに組み込むために自作したらしい。
・EHX small stone clone フェイザー 自作
・Volume Down Switch ボリューム下げスイッチ+バッファー 自作
曲中にボリュームがいじれないがクリーントーンが欲しいときに使用。ハイ落ちするのでバッファを搭載している。
・BOSS DM-2w アナログディレイ
技モードのロングディレイで使用。
以前はMaxon AD-999を使っていたが、マクソンはフィードバックしづらいことから、BOSSディレイを使い始めた。フィードバックする際にも使用。
・Mute Switch ミュートスイッチ自作
チューニングする際、ギターを持ち替える際に踏む。
・tc electric Polytune チューナー
●アンプ
・ヘッド Marshall 1987 50W
・キャビネット Marshall 1960TV
スピーカー セレッション グリーンバック
1stアルバムの印税で購入。現在まで使用。
2020年のアンプのセッティングは、プレゼンス7、ベース3-4、ミドル6-8、トレブル10、ボリューム10(チャンネル1のハイゲインの方に端子を突っ込む、リンクは使わない)
ハイゲインアンプも使ってみたが、ドンシャリ過ぎる気がして、マーシャルのほうがミドルが出るので好みなようだ。
レコーディング時のみ、たまにMarshall 1959 100W仕様が使用されるようだ。
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