2022年3月7日月曜日

和嶋慎治(人間椅子)使用機材解説

人間椅子、和嶋慎治の機材を解説していきます。

●ギター

・Gibson Standard SG


メインギターのギブソンSG。1993年製 で、レギュラーチューニングの際に使用。

ミックスでのクリーントーンを出しやすくするため、本人の手によって2ボリューム2トーンから1ボリューム1トーンに改造されている。元々リアピックアップボリュームがあったところにはキルスイッチが、元々リアピックアップトーンがあったところには勾玉の飾りが付けられている。トーンのコンデンサーをビタミンQに交換。

・2012年製 Gibson Standard SG

ダウンチューニング用

1音半下げチューニングのメイン・ギター。ピックアップを弦に近づけ、ダウン・チューニングによる出力不足を補正するためにエスカッション・マウントに改造。

・Gibson/SG(’96年製)

レギュラー・チューニングのサブ機。2Volumeと2Toneの仕様変更は無し。

・Sago New Material Guitars Custom Model -冥王~Pluto-

Sagoで作製されたカスタムモデル。
メインのSGと同じ、1ボリューム、1トーン、ピックのセレクター、キルスイッチ仕様。
こちらもレギュラーチューニング用。
蠍の形をモチーフにしたそうで、蠍の守護星が冥王星なことから、プルートと名付けられた。
ボディ下部の空洞がある分、メインギターのSGより鳴らないらしい。また、空洞部分から手を伸ばして弾けるかな?と思ったがどうやら弾きにくいようだ。

https://sago-nmg.com/artists/wajima/

上記のインタビューによると、LÄ-PPISCHの杉本恭一氏に紹介してもらったようだ。

・エフェクター
Board to Death : 和嶋慎治(人間椅子)より 


・BOSS PSM-5 パワーサプライ/マスタースイッチ

アンプ直とエフェクター使用時を使い分けるために使用。

同じようなペダルを色々試してみたが、BOSS PSM-5を超えるものはなかったようだ。

生産完了品だが、数多く出回ったため、中古で格安で入手可能。


・Fox Tone machine clone アッパーオクターブファズ自作

アッパーオクターブファズは構造上、単音でしか作用しないらしい。

「宇宙からの色」ライブ時イントロ、「黒百合日記」後半部分で使用。


・EarthQuaker Devices Speaker Cranker オーバードライブ

アースクエイカーデバイセスのオーバードライブ。

ソロ用ブースターとして使用

https://www.earthquakerdevices.jp/speaker-cranker



・TubeScreamer clone 自作 オーバードライブ モデル名 ミロク

ワウ半止めサウンドを出すために使用

「無情のスキャット」ソロはこのソロペダル。


・BOSS VB-2w ヴィブラート

技モードで使用

エグくかかるので気に入っているそう。

現行品。


・JEN クライベイビー ワウ

LED追加、スイッチ交換。JEN特有のコモリ感が好きなので、回路はそのまま。

踏む際にLEDが見えなくなるのでバックミラーを付けている(!)

・Uni-Vive clone ユニヴァイヴ 自作

本物の Uni-Viveは大きすぎるので、ボードに組み込むために自作したらしい。


・EHX small stone clone フェイザー 自作


・Volume Down Switch ボリューム下げスイッチ+バッファー 自作

曲中にボリュームがいじれないがクリーントーンが欲しいときに使用。ハイ落ちするのでバッファを搭載している。


・BOSS DM-2w アナログディレイ


技モードのロングディレイで使用。

以前はMaxon AD-999を使っていたが、マクソンはフィードバックしづらいことから、BOSSディレイを使い始めた。フィードバックする際にも使用。


・Mute Switch ミュートスイッチ自作

チューニングする際、ギターを持ち替える際に踏む。


・tc electric Polytune チューナー



●アンプ

・ヘッド Marshall 1987 50W

・キャビネット Marshall 1960TV

スピーカー セレッション グリーンバック

1stアルバムの印税で購入。現在まで使用。

2020年のアンプのセッティングは、プレゼンス7、ベース3-4、ミドル6-8、トレブル10、ボリューム10(チャンネル1のハイゲインの方に端子を突っ込む、リンクは使わない)

ハイゲインアンプも使ってみたが、ドンシャリ過ぎる気がして、マーシャルのほうがミドルが出るので好みなようだ。

レコーディング時のみ、たまにMarshall 1959 100W仕様が使用されるようだ。


●参考サイト
浪漫派宣言 第6回 和嶋慎治(人間椅子) 2010年7月10日

浪漫派宣言 第十四回 和嶋慎治(人間椅子)  2012年12月16日

I Love Guitar!アーティスト第11弾!
https://www.shimamura.co.jp/gakkilove/guitar/artist/ningenisu/

【人間椅子】アルバム別の和嶋慎治のギターのピックアップ使い分け変遷と、そこから見える人間椅子の音楽の変化

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