エド・シーランの使用機材解説、まさかの第3弾です。2017年〜2019年のアルバム÷(Divide)ツアー時の機材解説になります。エド・シーランにとって一番長いツアーとなりました。来日公演(2018年、2019年)もありましたね。多くの人がエド・シーランを知ったのはこの頃なのではないでしょうか。今回も英語をなるべく使わずに エド・シーランの使用機材を解説してみます!w
その1
エド・シーラン使用機材解説その1(デビュー前〜1st album +まで)
https://xxxruri.blogspot.com/2018/09/11st-album.html
その2
エド・シーラン使用機材解説その2(2nd album Xツアー時)
https://xxxruri.blogspot.com/2022/01/22nd-album-x.html
1.ギター
今回は多いです。
・Custom Martin 00-28 VS (カスタム・マーチン・00-28VS)
指板のハイポジションにペイントがされているのがおしゃれですね。
・Martin LX1E Divide Edition マーチン LX1E Divide エディション
マーチンLX1Eをベースにされたシグネチャーモデルです。
エド・シーランのギターといえばこのギター!と思う人が多いのでは。
Martin Ed Sheeran X Signature Edition (マーティン エド・シーラン X シグネチャー・エディション)に非常に近く、ヘッドに÷マークのペイント、ペグを黒に変更、ポジションマークを÷マークに変更、ボディ右上に÷マークが付いています。ピックアップはFishman Sonitone(フィッシュマン製)。
このギターも市販されていました。現在は生産完了品ですが、2017年〜2019年の÷ツアー中にかけて相当な数が出回ったので、2022年現在では新品こそ見かけませんが、中古なら定価くらいで手に入ります。
・Martin 00-28VS Divide (マーティン00-28VS ディバイド)
2017年のスタジオ・ライブにて使用。
ギター本体にバインディングが入っていて、ボディ上部が少し小さくなっていることから、LX1ではなくマーティン00-28VSだとわかります。
「エド・シーラン 使用機材」でGoogle検索すると2ndアルバムツアー時に使用されていた00-28VSと一緒にされていることが多いんですが、前述のShape Of You世界初披露のラジオで使っていたギターは指板に草のペイントがあり、このモデルにはないです。
また、2017年グラストンベリーフェスティバルのPhotographでXマークの指板に絵が描かれていたモデルが登場すること(後述)
から、別の個体に÷マークを付けた可能性が高いです。
・Martin 00-28VS Custom (マーティン00-28VS カスタム)
2019年のライブで使用。
Xマーク、指板に絵が描かれていない、00-28VSシェイプであることから、Xツアーの時に使っていたギターだと思われます。
"Ed Sheeran Heart Live"の動画は÷ツアーの集大成(2019年)とも呼べる素晴らしいライブなのでファンならマストです。
・Martin LX1E
おなじみのマーチン LX1Eです。2017年アルバムが発売した頃によく使われていました。
・Custom Lowden WL-35 Divide Edition
カスタム ローデン WL-35 ディバイド エディション。
2017年、イギリスのXファクターというオーディション番組でライブをした際に使用。
ローデンはレコーディングでは使っていた(後述)のですが、おそらくライブではこれが初めての使用です。
・Lowden S-35 Custom Divide Edition
ローデン S-35 カスタム ディバイド エディション。
Lowden Guitars(ローデン・ギターズ)は1980年代にジョージ・ローデンによって作られたギター工房で、ハンドメイドでギターを制作しています。÷ツアー後半からマーチンに代わってローデンを使い始めました。
ボディに÷マークが付けられていますね。
写真は2018年の来日公演、日本武道館公演のもの。
・Lowden WL-35(ローデン WL-35)
ツアー後半、2018年後半〜2019年にかけて使用。
÷マークなし。
だんだん÷マークは気にしなくなってきたのかな?w
新品で70万を超える、ハンドメイドの高価なギター。
・Sheeran by Lowden W02
シーラン バイ ローデン W02。
エド・シーランの友人であるSnow Patrolのギャリーが、エドにプレゼントのために発注した際、ジョージ・ローデン自らエドのために作ったことから始まったSheeran by Lowden(シーラン・バイ・ローデン)のギター。
元々ギターを始めたい人のために、と考えて作成されたようです。
エド本人もライブで使用しています。
本数は少ないですが、日本にも黒澤楽器店が代理店で輸入してくれるので、チェックしていれば手に入るかも。
現行品なので、新品で16-17万円くらいで手に入ります。
・Lowden WL-25
ローデン WL-25。
Apple MusicやiTunes Store購入で観れる、エド・シーランが3rdアルバムを作成した際のドキュメンタリー「ソングライター」でGalway Girlの作曲の際に使用。エレアコではなく、完全なアコギ。
これがのちのライブでの使用に繋がったと思われます。
現行品です。新品で58万くらい。
・Lowden GL-10
ローデン GL-10。
ローデンのエレキギター。木目が非常に特徴的で美しいです。
弦が裏通しになっており、ハムバッカーピックアップながらソリッドな音が出ます。ピックアップはフロントを使用。
Thinking Out Loudを演奏するときだけ登場。
÷ツアーではアコギでThinking Out Loudを弾く場合もあります。
2.エフェクター
・チューナー
BOSS TU-3
BOSSのチューナー、TU-3です。
1stリリース2011年〜2022年現在までチュナーとしてはもちろん、ギター交換の際のミュートスイッチとして使われています。BOSSエフェクター独自のバッファを好んで使用している可能性も高いと思われます。
Martin LX1E+BOSS TU-3のバッファ=エド・シーランの音なのかも?
・ルーパー
Chewie Ⅱ (チューイー2)
2nd Album Xのツアーで使っていたChewie Monsta Looper(チューイー・モンスタ・ルーパー)のアップデート版です。機能はほぼそのまま。2017年の3rd Album ÷ リリースパーティーから2022年現在まで使われています。
筐体が黒くなり、Chewie ⅡのロゴがLEDで光るようになりライブ時の視認性が増しています。
下記の動画、I Don't Careのルーパーを使ったバージョンは足元を写してくれているので何を踏んでいるかわかりやすいです。
下記のYouTuberは上記の動画でエド・シーランが何のペダルを踏んでいるか解説してくれています。英語がわからなくても右側の表を見るだけで何をしているかわかると思います。
エド・シーランルーパーペダルカヴァーの最難関である、I Don't Care、Bloodstream、Shiversを解説してくれているのでためになります。
3.キーボード
・NATIVE INSTRUMENTS KOMPLETE KONTROL S49
https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/keyboards/komplete-kontrol-s49-s61/
楽器メーカーのNative Instrumentsのページです。
Shape Of Youのライブ時に使用。
エド・シーラン使用機材解説その2(2nd album Xツアー時)
https://xxxruri.blogspot.com/2022/01/22nd-album-x.html
へ。
いかがでしたでしょうか。
次回は4thアルバム、=(イコールズ)ツアー時の機材を紹介しようと思います。
気が向けばね。
当ブログのルーパー関係の記事です。
参考になれば。
・BOSS RC-50
・BOSS RC-202
BOSS RC-202とBOSS RC-30の違いまとめ(主にRC-202レビュー)
https://xxxruri.blogspot.com/2019/12/boss-rc-202boss-rc-30.html
・BOSS RC-300
BOSS Loop Station RC-300(ルーパー)を購入しました
https://xxxruri.blogspot.com/2018/10/boss-rc-300.html
・BOSS RC-30
BOSS Loop Station RC-30(ルーパー)を購入しました
https://xxxruri.blogspot.com/2017/06/boss-rc-30.html
その1
エド・シーラン使用機材解説その1(デビュー前〜1st album +まで)
https://xxxruri.blogspot.com/2018/09/11st-album.html
その2
エド・シーラン使用機材解説その2(2nd album Xツアー時)
・その他
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